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「さよならカントリー」⑫提案

というわけでいざ居酒屋へ入店。
カントリーが到着するまでまだ時間はある…
とりあえず一同、座敷にて着席。

「…それでさ?副リーダー?サプライズって…」

ラッパーがセカンドの機嫌を伺いながら質問をする…。反抗してきた時期に比べて大分懐いている様子である。

「もういい…。みんな乗り気じゃなさそうだし」

すっかりやる気を無くしている様子。
周りから指摘されたのが相当嫌だったらしい…
というかまさかのガーディアンとの再開で満足してしまったのか、もうやる気すら感じられない…
セカンドの短所が色々と出てきてしまっている…

「普通に飲むというのはどうでしょう?カントリーさんもそっちのが楽しめると思います!」

せーりが気を遣ってフォロー発言。
ちなみにこの発言が後に災いを呼ぶこととなる。

「んー。でもせっかくセカンドが珍しく提案してくれたサプライズだしなー。何とかならない?」

チェルシーはサプライズを遂行したいらしい…。しかし相変わらず自分で考えようとしない…
挙句の果てにはガーディアンに頼る始末。

「うーん…。案はあるんだけど…。みんなの力が必要になるかも…」

さすがガーディアン。何かしら秘策がある様子…
そこでみんなのお母さんは自分のバッグから何やらレターセットを取り出す。ド○えもんかよ…。なんでもあるんだな…。しかし社畜はバッグの中からちらっと顔を覗かせたナ○キンを発見してしまう。まだ…子供作れるんだな…。

「はい、社畜さんも」

ガーディアンから便箋とマジックペンを渡される。ナ○キンが欲しかったぁ…。

そして約30分後…。

「せんぱぁい!! もうほんとに寂しいですぅぅ!」

「アハハー!やっぱ辞めるの撤回する?まだ間に合うぞー?」

「チェルシーさ〜ん! もう決まった事なんですからー! できれば私も辞めたくなんかないんです〜! あ、サワーお代わり〜!」

感動?のお別れ会が始まった…。

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