• 212社畜
    2023/08/11(金) 13:30:16 ID:IMO2BOFgi
    「真性・社畜物語」⑰「妹を紹介するのです」

    どうぞどうぞこちらへ……。
    社畜は未経験シスターを休憩室に案内する。
    間もなく変わり果てたお姉様が到着致します。

    とその前に…。
    未経験シスター、かなり社畜のタイプである。
    見た目は…ラッパーを更にチャラくした感じだ。
    なので少しお肉もある。でも間違いなく社畜病院の豚小屋のエースになれると思う。ちなみ21歳らしい。若いぜよ。

    「社畜ぅ〜、未経験ちゃんのお迎えまだ……あ!もしかして妹さん!? 良かった〜」

    おつかれスレンダー。下の世話大変だったな…。

    「姉貴、迷惑かけちゃだめだろ。ほら帰るよっ?」

    シスターが未経験の手を取る。

    「っ!!! だめ! 先生に診てもらうんだから!!帰る訳にはいかないの! センセ?そうだよね?」

    もうめんどくさいなこれ……。

    「あ、姉貴? あの…ここではいつもこんな感じなんですか?」

    んな訳ないだろ…。
    スレンダーと事の経緯を話す。てかスレンダーはシスターと電話する時、一体何を伝えてたんだ…

    「……。正直に言って私の感想は『これ誰?』って感じです。姉貴は家では俗に言う、オタクみたいな人であまり家族とも交流をしないタイプでした。だからこんなに積極的でおしゃべりな姉貴は少し……怖いです」

    金髪の割にはかなりしっかりとした受け答えができるシスター。ますます好感が持てる。

    「そりゃそうよねー。トラウマにならないように気をつけなね。でも良く前職でベンチャー企業?って仕事ができてたよね。責任感ありすぎるお姉さんだったら結構辛そう。もしかしてその時にもこんなことあったとか??」

    それに対してスレンダーの発言は少し大人としてどうなのかというものがある。

    「……ベンチャー企業?姉貴は今までずっと動物園でアルバイトしてましたよ?就職というものはここが初めてのはずです」

    え……。

    「私の悪口?センセ?そんなこと言ってないよね?あー、寒い! 寝るわ!寝ていい??」

    少しは黙れ未経験。
    こっちも色々な意味でゾッとして寒いんじゃ!
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