• 36社畜
    2023/07/10(月) 21:29:14 ID:lfycT89Ii
    セカンド覚醒編⑦ー10 「全員集合」

    いい音がした…。ん?え?

    はざーどがカントリーの前に立っている…。
    ということは…

    「!? はざーど!!」

    チェルシーが急いで駆け寄る…。
    やっちまったなセカンド…。

    「…ごめんなさい。本当にごめんなさい」

    セカンドのビンタを受けた「はざーど」が謝る。
    すごい根性だ。それだけ責任を感じているのだろう。しかしビンタの狙いがちょっとズレてしまい、顔ではなく首元にヒットしたことは秘密にしておこう。多分あまり痛くないやつだ。

    「っのやろう!! 」

    バァチンっ!

    今度はチェルシーのビンタがセカンドに決まった。顔面クリーンヒット。しかもセカンドはその勢いで尻もちをついている。

    「ハァハァ…こうなるから…やめろって!ハァ…言ったんだよ…バカ…やろう…」

    セカンドが呆然とチェルシーを見上げている。
    我に返った…と言った感じだろうか。
    しかしあまりに知能が低い解決法だと思う。

    ラッパーと武道、そして何もしないバリカンは呆気にとられている。カントリーは身代わりとなった「はざーど」の背中を見ながら涙を流している。勿論はざーども泣いている。恐らくビンタの痛みは関係していないと思う。

    「…チェルシー、私…」

    セカンドが何か言いたそうなその時…

    『そこまで。バリカン、セカンド。話がある。
    すぐに私の部屋まで来なさい』

    BOSS降臨。

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