• 139社畜
    2023/03/05(日) 21:02:15 ID:zBQkzvDQi
    セカントリー物語 第6話 「せんぱぁい」

    というわけで無事に指導を乗り越えたカントリーは、
    晴れて皆の仲間入り。

    「意外に根性あるなー!」
    「今度飲みにいこ!歓迎会だ!」と評判が上がり、
    人気者になりました。

    しかし現在は見事に堕落してしまい、ラッパー軍団の一味としてカウントされている始末……。
    堕落していく様子はまた後日語りますが、セカンドのスパルタ指導をこなしただけにとても勿体ない……。

    まぁ良い、忘年会に時を戻そう……。

    「……落ちこぼれ」
    「??せんぱぁい、どしたんですぅ?」
    「私は今のあんたを落ちこぼれって思ってる。
    真面目にやればしっかり皆に評価されるのに……。」

    カントリーはセカンドの意外な発言に対し一瞬ハッとするが、すぐにリラックスした表情になり

    「落ちこぼれでも楽しければいいんですぅー。
    皆に評価されなくても、私が大切と思う人にそれなりに想われてればそれで十分でーす。
    昔みたいに話してくれる先輩も、もち大切な人♪」

    「……。いやさっき落ち込ぼれって……」

    「せんぱぁい? 無関心が1番きついんですよ?
    落ちこぼれって想ってくれるだけで嬉しいですぅ」

    そう言いながらグイッとハイボールを一気飲みする、カントリー。

    そんなカントリーを横目で見ながら「フッ」と笑う、セカンド。

    素敵やん!素敵な光景やん!!
    珍しく綺麗なお話やん!!

    その後泥酔したカントリーはセカンドの車に乗って、帰るのかと思いきや普通にタクシーに詰め込まれてました…。

    セカントリー物語 完

人気の記事