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爆ギレカントリー① 「リズム天国」

……えーと、何が起きたのでしょうか。
バリカンが涙目、カントリーはサランラップ空芯を手に持ち怒りの表情。周りの職員はドン引き……。

バンッ!!!!!

カントリーが職員室の机を空芯で叩く。

「だからっ!なんで私にだけ強く当たるの!?
いや違う。なんで『強く当たれるの』!?」
そう言いながらカントリーはもう一度空芯を叩く。

バンッ!!!!!

バリカンの身体がビクつく。

「怖くないからだよね? ラッパー達とは違って私は田舎者だから何も怖くないよね?だから強気でいられるんだよね? ムカつくんだよそういう考えが!!」

バンッ!! バンッ!!! バンッ!!

話の「?」のタイミングでリズミカルに鳴る空芯。
そして同じタイミングでビクッ!ビクッ!と反応するバリカン。

ここにラッパーがいれば「yo yo」と口ずさむだろう

ここにはざーどがいれば、立ちバックでパン!パン!
と社畜が立ちバックをかますだろう。
しかし社畜は包茎だ。
満足させることが出来るだろうか…。
いや自分が気持ちよくなることだけを考えろ。
それがHENTAIというものだ……!
己の芯がぶれないようにしないと…!

「リーダーに向かってどんな口の利き方なんだよ?
なぁ? おい!?」

……あ、また考え中に話が進んでた…。

カントリーよりも更に強い口調で話しているのは、
バリカン信者の「チェルシー」だ。
いつの間に…。

そして今度はカントリーが涙目になっている…。
得意な楽器の空芯はその手から離れ、今はチェルシーが何故か持っている。

チェルシー(38)の加勢により、バリカン達の反撃がいま始まる…。

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