• 188社畜
    2023/03/13(月) 01:52:34 ID:prSX5JhMi
    爆ギレカントリー③ 「フラッシュバック」

    「バリカンさんはリーダーの器じゃないと思います」
    カントリーが放ったその言葉は誰しもが1度は思ったことがあるはずだ…。

    ・優柔不断
    ・男性差別
    ・頭カッチカチ
    ・ヴァージン etc...

    こんなスペックの人間がリーダーを務めていて本当に大丈夫なのか?
    そう思った社畜先生は今から全職員に質問をします。
    「皆さん机に伏せて目を閉じてください。
    バリカンがリーダーであることにほんのわずかでも、疑いを持ったことがある人は挙手を…。大丈夫です。バリカンにはそのことを伝えませんから。ではどぞ」

    ……………手を挙げてないのは「はざーど」だけか。

    「それではバリカンちゃんの登場death」
    バリカンのメンタルどーーん!!!
    すかさず社畜先生がア○ルファック!!フォォォォ!

    なーんてね…。ってあれ…。
    現実世界では怒りの形相のチェルシーがカントリーに詰め寄ろうとしている…。しかも空芯持ってる…。

    「お゛ま え!!」

    怖いよチェルシー…。ってあれ? こんな光景以前にどこかで見たことあるような…。
    思い出した。
    「かえで」がイケメン君に食われたときの肉付きだ。
    怒りのあまりに肉付きがイケメンに詰め寄ったけど、周りの看護師さんに背肉を掴まれて制止されたんだ。

    「ちょっと! 離してください!!ちょ…」

    そうそう…こんな感じで…ってあれあれ?
    なんとチェルシーが「セカンド」と「ガーディアン」に肩を掴まれて制止させられている…。

    「同じ土俵に立たなーい。大人でしょチェルシー?」
    力の差ではチェルシーに劣っているため、焦った表情になりながらも優しく語りかけるガーディアン。

    「…。カントリー、もういいから。この場を離れて」
    ガーディアンと力を合わせてやっとこさ、チェルシーの暴走を止められそう。しかし万が一、落ちこぼれの後輩に何かあったら…と背中でカントリーに語る先輩セカンド。

    「せんぱぁい…」
    大好きなセカンド先輩に見とれているカントリー。

    ただ呆然と呆気に取られているバリカン。

    なんだこのオールスター感謝祭状態は…。

    《あのさー。仕事してくんない? 全員迷惑。》

    その声に全員の身体がビクッとした。

    BOSSだ BOSSが来てしまった。

    カラン……コロン……。
    静寂の職員室に空芯が落ちる音が響いた。

    バリカンだけもう一度ビクついた。

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