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爆ギレカントリー⑥ 「作戦プラン」

バースデーパーティの会場は決してbirthdayといった雰囲気ではなく、普通に畳の大広間である。
参加人数は大体15人くらい。
いや後から合流する主役と肉付きを含めれば約20人といったところだ。容量的な意味で。

かえでのプランはこうだ…。

①予め「仕事の相談」と言い本日の場所と時刻を指定。
もちろん時刻は我々が到着して30分程経過した頃
に時間に設定する。

②肉付きが大広間のふすまを空けたら皆でせーのっ!「おめでとうー!」とクラッカーを鳴らす!

③かえでがお店に預けておいたホールケーキを持って「本当におめでとうございます!いつもありがとう!」とロウソクの炎を消してもらう。

④めでたしめでたし…。

普通やないかい…。定番of定番ですやん…。
でもそんなプランを楽しそうに語りながら歩くかえでを見ると微笑ましくなる。

かえでにとって肉付きはお母さんのようなものだ。
リーダーという責任ある役職のプレッシャーにかえでが押しつぶされそうになったときがある。
そんな時に肉付きは親身になって話を聞いていた。
時には一緒に苦しみを分かちあったこともあった。
そんな肉付きの誕生日を祝うべく、かえではなるべく大勢の職員に声をかけた。

肉付きの印象は周りからはあまり良くないが、かえでがそう言うならば…という理由で集まったのが今回のメンバーである。
つまりこの場に集まる皆、かえでが大好きなのだ。
社畜もひまわりの種よりかえでが大好きなのだ。ヘケッ

「んじゃ、肉付きさんが来る前にひとまず!!
カンパーイ!!」

かえでの合図でジョッキをガチャガチャぶつける仲間…。
社畜はこの謎の儀式が苦手だ。静かに飲みたい。
というより飲めない。吾輩は下戸である。

「社畜、相変わらずグレープフルーツジュースだ〜」
黙れラッパー。お前年齢確認されてたくせに…。
この頃の社畜はラッパーはただのクソガキとしか思っていませんでした。今はマジLOVEです。

「でさでさ、BOSSってさ、マジ○○じゃね?」
「お前殺されるぞイケメン〜」
そんな会話をチェルシーとイケメン君がしている。

その横で野菜スティックを黙々とつまむ「ハム子」
彼女が隣の男に犯される運命にあることは誰も知る由もなかった…。 ※過去スレ参照です。

「あれ、セカンドは?」
「今日無理っぽ。ジジババが用事あるから子守り頼めないんだってー」
それは残念…。かえでとセカンドは大の仲良しなので
参加すると思っていたのに…。


じゃあ今日のうんちブリブリ薬はガーディアンに決定



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