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爆ギレカントリー⑦ 「隠し味」

「あ、店員さん。私配りますよ」
社畜はみんなの追加ドリンクが用意されたお盆を事前に店員から受け取る。
車で来たガーディアンの飲み物に不思議な液体を注入
(アルコールと混ぜると体に悪いので、あくまでノンアルコールの方が対象になります)
そして皆に配る。

この間、約10秒の出来事である…。

普通なら半日くらいしないと効果が出ないものだが、
この物語はフィクション。2-3時間もすれば決壊する仕様の不思議な液体を社畜は所持しています。

そしてなんやかんやで肉付き登場まであとわずか…。
ガーディアンのグラスはスッカラカン。
「じゃあ前のやつと同じで」
おまけにお代わりも注文している…。

「じゃあみんな…肉付きさん来たら…よろしくね…」
かえでがヒソヒソ声でみんなに作戦の確認を行う。

ああ…可愛いよかえで。
お酒飲まなければうんちブリブリ薬が迷わず君の大腸を刺激していたのに…。
今度社食のときのお楽しみにしておこうね…。

「あまり騒がないようにしましょう、リーダー!」
相変わらず真面目なバリカン。
しかし驚くべきことにジョッキ3本は空けている…。
顔色も全く変わっていない。
そう…バリカンはかなりの酒豪だ。

「フライングクラッカーしていい?ねぇいい?えへー」
出来上がっているラッパー。

この2人を足して2で割ればちょうどいい人材になるのに…。

「もしもし?肉付きさん?着いた??先いるよー!」

かえでが肉付きからの電話をとり、(来る!来る!)とみんなにジェスチャーで合図する…。

全員クラッカーを構える。

宴がはじまる…。

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