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爆ギレカントリー⑫ 「解散」

…………。
BOSSを含めた全員がフリーズする。

「あ……いや、BOSSに言ったんじゃなくて…」
いやBOSSに言ってたよカントリー…。
しっかり刃向かってたよカントリー…。

《はい解散。》

そう言いながらBOSSは職員室を出ていく。

「ぁ…、すみません!カントリーに謝らせますから!」
そう言いながらBOSSの後を追うバリカン。

「お前ら!何したのか分かってんのかよ!ったく!」
捨て台詞を吐きながらBOSSを追いかけるバリカンを追いかけるチェルシー。

続々と職員室を出ていく社畜病院メンバー。
残っているのはカントリー、セカンド、ガーディアンそして社畜だけだ。
(社畜はほぼ空気的存在である)

「先輩…ガーディアンさん、私…」
カントリーが反省の表情をしている。

「落ちこぼれなのにやるねー。その度胸はどこの誰に似たんだか…。フフッ」
ガーディアンがセカンドを横目でからかいながら言う

「……」
セカンドが少しムスッとする。

プルルルル。職場室の内線電話が鳴る。

「…はい職員室ガーディアンです。…分かりました」
受話器を置くガーディアン。
「セカンド、BOSSが『来なさい』だって」

「……うん」
遂にはセカンドも職員室を後にする。
カントリーは申し訳ない表情でセカンドを見送った。

残ったのはガーディアン、カントリー、社畜の3人。

「ふぅ……。代わりに答えるけどねカントリー?
確かにあなたの言うとおり、当時はセカンドが新しいリーダー候補だったの…」

ガーディアンは語り出す…。

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