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爆ギレカントリー⑮ 「そして交渉」

「………。難しいねぇー。おばさんの話術の問題かな」
ガーディアンが頭をポリポリしながら言う。

「ガーディアンさんが悪い人じゃないことは分かります!先輩のこと誰よりも知ってますもんね?
それだけ先輩が頼りにしてるってことですよ!
悔しいですけど…。負けました!!すみません!」
潔く謝るカントリー。

…結局、なんの話???
ガーディアンもポカンとした表情。

「それでもリーダーのバリカンさんには謝るつもりはないですから! 色々とすみませんでした! では!」

後を去るカントリー…。

ガーディアンは苦笑い…。
「アハハ…。若いっていいな…」可哀想なガーディアン。

社畜も謝ります。すみません。
僕、若い娘が好きなんで!!
そう思いながら社畜も職員室を去る。

カントリー、カントリーはきっとあそこに…。
いつものルーティンではこの時間帯、必ず居るはず…

あ、いた。

カントリーが御手洗に入ろうとしている。

「あ、待って!カントリーさん!!」

社畜は交渉を試みるのであった。

爆ギレカントリー編 完結。


………………………………………………………………

「チェルシー先輩、それって……。」

「ああ。はざーど。もうラッパー達をやるしかない。
これ以上はリーダーが潰れてしまう」

「はい…。ガーディアンさんにも一応話は…」

「しなくていいよ。今回の件で分かった。
リーダーのことをちっとも思っちゃいないよ。奴は。結局セカンドのお世話がしたいだけ。ほっときな」

「分かりました先輩。私はセカンドさんに対して嫌悪の感情しかありませんから。 ガーディアンさんにも似たようなものを感じてます」

「ふん…。セカンド、あいつ肩の関節に指ねじ込んできやがった…。どんだけ場馴れしてるか知らないけどそういうところがムカつく。」

「いずれセカンドさんにも罰は当たりますよ。
もしリーダーに直接仕掛けてきたら私が直接罰しますけどね」

「はざーど、目がガチだね。いいねー。
ほいじゃ、始めますか」

『ラッパー制裁編』へ続く

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