• 442社蓄
    2023/04/17(月) 11:37:33 ID:z8LMhFuki
    >>305 の続き

    事件は医務室で起きてるんだ!④

    「ねぇ……キャプテン?」

    この声と酸っぱい香り…。 「はざーど」だ…。

    「はざーど…さん。別に何も…。」
    おどおどするせーり。
    便通我慢してるときもそんな顔してるよねせーり。

    「リーダーの声が悲鳴が聞こえたから慌てて来たけど…。キャプテン、そして社蓄さん。リーダーの指示は守ってください。ここは危険なんです。早くステーションに戻ってください!」

    はざーどの目がバキバキになっている…。
    【リーダーの指示は絶対】
    ギ○スでもかけられてるのかお前は…。

    渋々、職員拠点のステーションに移動する事にした。患者さんも勿論大事だが、こんな事態になったらもう自分たちの身を守るだけで精一杯だ。
    早く来てくれポリスメン。
    いやちょっと来て欲しくない気もする。

    はざーどに引率される形でステーションに向かう…。
    移動途中、あることに社蓄は気づいた。

    (はざーど、手震えてる…)


    ステーションに到着して早々、守衛さんに今までの出来事を電話で伝える。
    「わかったわかった!
    警察来たらそのこと伝えてちょうだいね!」
    事の大事さを分かってるのかこの守衛は……。

    「にしても…知らないおじさんねぇ…。
    何が目的か分からないなんて不気味…。」
    スレンダーがボソッと呟く。

    目的……。
    『人殺し……とかではなさそうですよね』
    せーりのこの言葉には無意識で同調してしまった。
    殺意が感じられなかったということで間違いない。
    殺意感じたことないけど。
    となると…。泥棒…? 病院で盗むもの…。薬…。

    まずい…!! 医務室がやばい!!
    医務室には麻薬管理は勿論だが、社蓄の撮影グッズが入ってるシークレットカバンがあるんだから!!

    「ちょっと失礼!」
    社蓄は全速力で医務室に向かおうとする!

    「あ、私も行きま」
    「来んなっ!!!!!」
    せーり…その優しさは今は必要ない。

    ハァハァハァ…。着いた…。
    医務室の扉に手をかけようとした瞬間。

    サイレンが鳴った。

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