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>>954 続・覚醒編

セカンド覚醒編⑦ー8 「謝罪」

「あ、いた。ラッパー、武道!」

カントリーという名の関所を超え、喫煙所に辿りついた御一行。突然指名を受けた2人は「は?」という顔をしている。無理もない。セカンド自ら話しかけてくることなんて滅多にないことだ。
しかもその手には連行されてきた無気力の「はざーど」、そして憎きバリカンと破壊神チェルシーもセットで付いてきている。

「え、なに? 怒られるの?」

面白いことを言うじゃないかラッパー。
普段悪さをしているからこそ出る発言である。

「…違う。ほら、謝りな。今しか機会ないよ」

そう言い「はざーど」を前に突き出すセカンド。
鬼だ…。

「……あ、あの…っ…、くっ…」

言葉にならない声を出す「はざーど」
しまいには地面に膝をついてしまう始末。

「……? あ、あのさ副リーダー…? これって…」

キョトンとするラッパー。武道はバリカンの持つジュースに興味津々である。ある意味すごい…。

「エッ…ウェ…エッ…ぅぅ…」

泣いている…。「はざーど」が泣いている。

「っおい! セカンドやりすぎだろっ!」

我慢の限界だったのだろう…。チェルシーがセカンドの胸ぐらを掴みにかかる。

「っるさい!」

それに対抗して秘技・胸ぐら掴み返しをセカンドがチェルシーに繰り出す。

「あ、殴るとかはやめたほうが…」

非戦闘員のバリカンがなんか言ってる。
黙れ。ローションなんか使わずお前のウン汁のみでケツ穴開通させるぞ…。

そんな地獄みたいな環境に追跡者が乱入する。

「…っぜんぱい…。もうせんぱいなんか大嫌いです! もうこんなとこいたくありません!」

号泣カントリーの謎発言…。来たのはお前だろ…

「…かんちゃん…に何…したの?」

セカンドを睨みつける武道。

「……あ?」

チェルシーに胸ぐらを掴まれながらでも売られた喧嘩は何とか買おうとするセカンド。
目がバキバキ。

これ収集つくのか…。

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