〓中途半端な敗戦では明治維新レジーム(薩長藩閥政府)が滅亡､壊滅する所までは行かないと考えたからだ｡

〓彼等は敗戦国日本で共産主義プロレタリア革命が起こり､薩長藩閥(戊辰戦争の勝者)による明治維新レジームと資本主義ブルジョア戦前日本経済が崩壊､マルクス共産主義の牙城である旧昌平坂学問所(『東京帝国大学』と看板のみ架け替え)が指導し､徳川の残党が首班となる社会主義一党独裁国家が樹立されることを目論んでいた｡

〓明治維新レジーム(薩長藩閥政府)が壊滅した段階で『徳川ゾンビ』の昌平坂学問所(看板だけ『東京帝国大学』に架け替え)が指導し徳川の残党が首班となる共産主義プロレタリア革命政権樹立を宣言し､1918年の旧ソ連と中央同盟国(独墺)の間のブレスト=リトフスク条約を手本に連合国と講和条約を締結する段取りだった｡

〓ところが予期せぬ原爆投下によって済し崩し的に無条件降伏が決められたので『徳川ゾンビ』(佐幕派の奥羽越列藩同盟出身者)が共産主義プロレタリア革命政権樹立を宣言するタイミングを失ったのだ｡

〓徳川の残党は､本土決戦の最中に共産主義プロレタリア革命政権の樹立を宣言する手筈だったと考えられる｡

〓ところが原爆投下のせいで徳川の残党が共産主義プロレタリア革命政権の樹立を宣言する前に､敗戦国日本が資本主義ブルジョア自由主義のアメリカに占領されてしまった｡

〓このことが徳川の残党にとって最大の誤算だった｡

〓結局『第2の黒船来航』を招いてしまったからである｡

〓それでも尚､水戸流の徳川幕府の掲げた尊皇攘夷思想に由来する反米イデオロギーを振り翳すマルクス共産主義の牙城(ポンコツ東大)を根城として､米軍を追い出し､日本を共産化する野心を未だに捨て去っていない｡