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小説草案

第1章:正義感と逆恨み
人類が生体ナノマシンを体に移植し、それによって健康を維持している未来。
かつて、ある会社が感覚共有デバイスを使った「オナアプリ」や「スッキリアイテム」を一般に販売していた。
しかし、あるハッキング事件が発生したことで行政から発売禁止処分を受け、データはサーバーから完全に削除された。
だが、事態はそれで終わらなかった。
ログが一切残らず、アクセス元の追跡もできない、警察などの公的機関が利用者を全く追えない状態の悪質なガジェットが、闇サイトでさらに販売されるようになっていた。
世間では、このガジェットを悪用した「クリポ(クリトリスポスト投函)」と呼ばれる悪質なイタズラがすでに横行し、社会現象となっていた。
フラれた男性や恨みを持つ者が、相手のクリトリスや乳首の感覚共有データを勝手にコピーし、赤の他人の家の郵便受けに投函する恐怖のゲームだ。
行政や警察はメディアを通じて「届いたものは悪用せずに警察に届けてください」「それは犯罪です!」と必死に報道を流し呼びかけを行っていた。
しかし、発見した一般の野次馬たちは、それが「匿名でイタズラができる追跡不能のアイテム」であることを知っている。
出来心や悪意から、投函されたコピーのほとんどは戻ってくることなく
野次馬たちの手元へと留まり、悪用されていく最悪の日常がそこにはあった。

◯6女の子、Bは正義感が強い性格だった。
ある日の電車の中、Bは一人の大人の男性Aが女性に対して痴漢行為を働いている現場を目撃する。
見過ごすことができなかったBは、その男性Aを真っ直ぐに指さし、周囲に向かって大声で告発した。
「この人、痴漢です!」
指をさされた男性Aは、動揺してその場から必死に逃走した。
結果としてAは警察に逮捕されずに逃げ延びたが、自分を大衆の前で告発したBに対して、激しい逆恨みの炎を燃やすことになった。
逃げおおせたAは、Bへの復讐を開始する。Aが目をつけたのは、世間を恐怖させている、あの闇ガジェットだった。
Aは追跡不可能な闇サイトを利用し、Bのクリトリスや乳首の感覚共有データを完全にコピーしたナノマシンの球体を作成する。
そして、Bに対する恨みを晴らすため、その球体を赤の他人の家の郵便受けへと勝手に投函した。
社会にすでに蔓延していた「クリポ」のシステムに、今度はBが被害者として巻き込まれていくこととなる。

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