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「真性・社畜物語」⑱「残り香なのです」

「…あれかな?つまりは経歴さしょーってやつかな? お姉さんそんなにはっちゃけてるキャラだったのかな?」

「いや…そんなことは…。家では「〜でやんすな」とか独特な喋り方してましたから。そんなことする勇気もないと思います」

スレンダーが質問する度、未経験の謎が増えていく…。あまりこれ以上は関わらないほうが……。
というのは、社畜は未経験の素性より糞の匂いのほうが気になっているからだ。こうしている間にも換気扇によって未経験の貴重な香りが逃げてしまう!!

ちょっとトイレ行ってきます……!!

そうして小走りで多目的トイレに向かう社畜。
HENTAIの目的にも該当する多目的トイレ!
素晴らしい!!

入室!!!!

うーん!! くっさい〜!!! ベリーグッド!!
便器の中にも顔を近づける。うん。やはりね。
少し便が引っ付いてました。さすがにスレンダーもトイレ掃除まではしなかったか……。

さて思う存分残り香を楽しんだところで…。
社畜はポケットから魔法のアイテムを取り出し、便器の近くに設置する。
あわよくば……ね……。

休憩室に戻ると未経験が車椅子の上で寝ている。
ホントに忙しいやつだな…。

「この姉貴…今後どうすれば…」

「病院行きな」

「いやでもここも病院…」

「精神の方に特化してないから。しかもここどっちかというとリハビリとかそういうところ」

スレンダーがシスターの質問にクールに答える。
スレンダーももう限界を迎えているらしい。軽く2時間位はこの未経験に時間を費やしている。その時点で、本日は残業確定。そりゃ不機嫌になる。

「分かりました…。車、玄関に付けてもいいですか?」

もちろんと答えたスレンダーは妹の車を誘導するため2人で休憩室を後にしてしまう。

また2人きりになってしまったね。未経験。
だがしかし排泄音や糞の残り香を楽しんだ社畜からしたら、やりきった感が満載である。
一応ほっぺたをビローンと引っ張ってみたり、耳にフーっと息を吹きかけたりしたが反応なし。

……バリカンよりは確実にあるほうだなー

社畜はTシャツ越しに未経験の胸を力いっぱい、後ろから抱きしめるようにして揉みほぐしていた。
硬い素材のブラが邪魔して揉みごたえはあまりないが、社畜キャラで初めてここまでイタズラをさせてもらっているので文句は言えない。

……てか実際にブラと胸とサイズが全然フィットしてない。ブラが浮いてしまっている。社畜が今まで揉みほぐしていたのはブラジャーだったのか…。ええいっ!おろしたてのバスケットシューズじゃあるまいし、なんで社畜がそんな真似をしなければならないのだ!!怒りっ!むきっ〜!

イライラした社畜はあるワードを思い出した。


「乳首責め」ねぇ……

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