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そして物語は突然動き出す…。

真性・社畜物語 「組織崩壊編」 ①

「せーりさん!? 陰ちゃんのことちゃんとみてくれてます?? もし放ったらかしにしたら、前に辞めた頭おかしくなった職員の二の舞ですよ??何のために私達がここに来たのか理解してます?」

陽ちゃんが職員室で休憩している「せーり」に対して圧をかける…。

「陽ちゃん…。はぁ…。もういい加減にしてください…。陰ちゃんはしっかり責任持って、私達が育てますので…」

せーりの口調は変わらず穏やかだが、顔が引きつっている。明らかに感情と態度がアンマッチだ。セカンドだったら、こんな生意気な後輩は拳で再教育するだろう…。


しかしもうセカンドはそこにいない…。


「いつもそればっかり! ねぇ、陰ちゃん?嫌なことない?大丈夫?」

陽ちゃんが患者カルテを眺めている陰ちゃんに対して心配をする。

「…今のところは…。大丈夫。リーダーの迷惑になるから…陽ちゃんは陽ちゃんのフロアに戻った方がいいと思う…」

陽ちゃんとはテンションが対象的な陰ちゃん。
正に陰と陽。

「そんでね、あそこの居酒屋まだタバコ吸えるんだって〜えへへ〜。あ、陽ちゃんじゃん!また来たの?? 今度飲もーよ〜」

ちょっと面倒な雰囲気なのに、更に面倒なラッパー率いるラッパー軍団(武道・ドラちゃん)が職員室にIN。

続いて…

「せー、…リーダー。あの…。あ。やっぱなんでもない」

「現」リーダーに恐らく用事があったけど、職員室の中身をみて気まずくなり反射的に逃げた「元」リーダーのバリカン。

「バリカンさん、そこはもっと自信を持って良いかと…。私から見たらバリカンさんが1番仕事ができる人に見えますよ。さぁ、ほら…もっと堂々と…」

ヤタガラスがバリカンの肩を押すようにして、半強制的に職員室にINする。
その光景を遠目から見守る「はざーど」

かなりゴチャゴチャしているが、一応主要キャラに近い人物たちは集まった…。

そしてバリカンから衝撃の一言が…

「あの…本日付けで、わ、…私が副リーダーになります…よろしく……お願いしま…す…」


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なんだこの「エ○ァQシンジ君」みたいな全員置いてけぼりなストーリ展開は…
次回「そもそもな話」に続く

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