73 社畜 2023/07/12(水) 13:58:27 ID:vw2HCB1Ei セカンド覚醒編⑨ー1 「新リーダー選挙」BOSS尋問の次の日…。朝礼自らBOSSが仕切る。『〜というわけで役職チェンジ。換気みたいなものだ。私自身が新しいリーダーを決めてもいいのだが、直接皆が関わる上司だ。皆で選出し、新しくリーダーになったものは私の部屋にすぐ来るように。以上』職員室の皆がザワつく…。今まで長いことやってきたバリカンはもうリーダーではない。皆と同じただの職員である。以前のような高飛車な態度をとるような気配は全くない。ずっと下を向いている。その横には何とかフォローしてあげたい「はざーど」がいる。もちろん彼女も以前のような、キツい印象は全くない。ただただ暗い…。「とはいってもよぉ…。新しいリーダーって…」モブ職員が急に開催されたリーダー選挙に戸惑いの声を挙げる。「はいはいはい!! ウチね!副リーダーが良いと思う! 実は優しいし、仲間思いだし! ね!?」ラッパーが急に推薦しだした。セカンドに向けて目線で合図を送るも、セカンドはそれを避ける。なんかセカンドって後輩にかなり人気だよな…。しかもある一定のラインのお馬鹿に…。「んじゃ挙手! 副リーダーが良いと思う人ー!」勝手に多数決を始めるラッパー。周りがチラホラと手を上げ始める。武道も両手を上げている。なんかのライブイベントと勘違いしてないか…。「…なんで? みんな副リーダーじゃダメなの?」よくみれば1/3位しか手を挙げていない。セカンドがリーダーに相応しいと思う人物はそう多くはないみたいだ…。いや違う…ラッパーが仕切っていること自体があまり良くないのだろう…。ん?よくみればバリカンや「はざーど」も手を挙げている。もちろんチェルシー、それにカントリーも。分かっている人にはしっかり伝わっているようだ…。「……ありがとラッパー。それに皆、ごめん…。私はまだまだ未熟だからリーダーの器じゃない。だからリーダーは私以外の誰かがするべきだと思う。『せーり』。私は『せーり』を推したい」「え」突然指名したせーりが声を漏らす。おそらくナプキンの上にも何か漏れたに違いない
セカンド覚醒編⑨ー1 「新リーダー選挙」
BOSS尋問の次の日…。
朝礼自らBOSSが仕切る。
『〜というわけで役職チェンジ。換気みたいなものだ。私自身が新しいリーダーを決めてもいいのだが、直接皆が関わる上司だ。皆で選出し、新しくリーダーになったものは私の部屋にすぐ来るように。以上』
職員室の皆がザワつく…。今まで長いことやってきたバリカンはもうリーダーではない。皆と同じただの職員である。以前のような高飛車な態度をとるような気配は全くない。ずっと下を向いている。その横には何とかフォローしてあげたい「はざーど」がいる。もちろん彼女も以前のような、キツい印象は全くない。ただただ暗い…。
「とはいってもよぉ…。新しいリーダーって…」
モブ職員が急に開催されたリーダー選挙に戸惑いの声を挙げる。
「はいはいはい!! ウチね!副リーダーが良いと思う! 実は優しいし、仲間思いだし! ね!?」
ラッパーが急に推薦しだした。セカンドに向けて目線で合図を送るも、セカンドはそれを避ける。
なんかセカンドって後輩にかなり人気だよな…。しかもある一定のラインのお馬鹿に…。
「んじゃ挙手! 副リーダーが良いと思う人ー!」
勝手に多数決を始めるラッパー。周りがチラホラと手を上げ始める。武道も両手を上げている。
なんかのライブイベントと勘違いしてないか…。
「…なんで? みんな副リーダーじゃダメなの?」
よくみれば1/3位しか手を挙げていない。セカンドがリーダーに相応しいと思う人物はそう多くはないみたいだ…。いや違う…ラッパーが仕切っていること自体があまり良くないのだろう…。
ん?よくみればバリカンや「はざーど」も手を挙げている。もちろんチェルシー、それにカントリーも。分かっている人にはしっかり伝わっているようだ…。
「……ありがとラッパー。それに皆、ごめん…。私はまだまだ未熟だからリーダーの器じゃない。だからリーダーは私以外の誰かがするべきだと思う。『せーり』。私は『せーり』を推したい」
「え」
突然指名したせーりが声を漏らす。
おそらくナプキンの上にも何か漏れたに違いない