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セカンド覚醒編 ??ー①「ライセンス結果」
職員室にて…
「リーダー!私、受かってました!」
「私も!! 良かった〜、今日はよく寝れるー!」
「くぅ〜!なんとか俺も受かりました!!」
ライセンスの試験結果は夕方に告知される。
ちょうど日勤の仕事が終わる時間である。
リーダーに自分の結果を報告する職員達。
「受かって当然」のこのライセンス試験では落ちなくて良かった〜という気持ちの方が皆強いのだろう。
「受かってました」この言葉は「私は馬鹿ではありません」という意味合いになるのだ。
「いやぁー、みんな立派ですよ! うんうん。ちゃんと勉強してましたもんね!私見てました!」
リーダーが労いの言葉を皆に送る。
「何言ってんすかリーダー! 見てるどころか、自分たちに勉強教えてくれてたじゃないすか!」
「そうそう! 分からないところも親身になって聞いてくれて!リーダーの支えが無かったら落ちてたと思うと…。ひゃ〜恐ろしい…」
逆にリーダーが褒められてしまっている。
まんざらでもない顔だ。
「いやいやいや…そんな大したことしてな」
「してますよ? 前の職場でもそこまで職員達に寄り添って考えてあげられる役職の人はいませんでしたもん。さすがですね、リーダー」
マエノがリーダーをヨイショする…。
相変わらず前の職場との比較をしている…。
「やだなー、マエノさん。私もマエノさんに助けてもらってここまでやってこれたんですから。
でも!!今日の主役はライセンスに受かった皆様です!おめでとうございます〜!!」
リーダーが祝福ムードの皆に向けて、更に祝いの言葉を送る。ライセンスのプレッシャーから解き放たれた職員達はとても笑顔だ。
それとは対照的に職員室の角でその光景を暗い表情で見つめる2人がいた。
「あの…リーダ、あ、バリカンさん…試験…」
「…うん。受かってた。ありがと…はざーど…」
>>19 はい、一応お金が解決したみたいです…。
その後も元気にご飯食べに行ったりしています。
最近は自警団的な人もいるらしく、「気をつけなきゃね☆」と言っていました。
今思うとバリカンを生贄に捧げなくて本当に良かったと色々な意味で感じています。