• 119社畜
    2023/07/23(日) 08:45:03 ID:bTxpotsQi
    「真性・社畜物語」 ①「未経験です」

    「せーり」がリーダーとなり数ヶ月が経過。
    特に大きな問題もなく、平和な社畜病院を維持できている「せーり」。
    彼女は本当にリーダーに適任なのかもしれない。
    いや逆にバリカン政権が大問題だったのか……。
    何をするにしても「ルールに沿って〜」というお堅い頭の上司より、「まぁいいんじゃないかなー」と柔軟に対応してくれるリーダーのほうが皆やりやすいに決まっている。
    何より「せーり」は誰にでも平等だ。
    患者さんや職員に対しても優しい。
    勿論、社畜にも皆と同じく人間扱いしてくれる。
    とっても嬉しい社畜はいつも「せーり」を見て、駅弁ファ○クしたいなぁと思っています。
    あ、股間が元気になってきてしまった…。
    もうすぐ朝礼が始まるというのに…。
    ん? 見慣れない女が職員室に入ってきた…。

    「…あ、ここで、合ってるのかな? あ…」

    オドオドしながら入ってくる女職員。
    メガネをしており、髪はショート。
    体型は…中肉中背。特に大きな特徴なし。
    うーん…あまり交渉しても楽しくなさそう…。
    現に先程の「せーり」の妄想で元気になっていたmy sonはしょんぼりしてしまっている。

    「おはよーございま…あ!未経験さん!迷わず来れました?? 」

    せーりが出勤。朝礼5分前だ。言い忘れたが彼女は時間にかなりルーズなところがある…。
    用を足すのは滅茶苦茶早いのに…。

    「あ、新人さん?? よろしくー!」
    「若っー!! ヤングって感じでいいね!」
    「俺もうおじさんだから世代交代かな〜」

    せーりの声掛けをきっかけに、モブ職員達が未経験に挨拶を交わす。 ん?
    皆、この未経験が入職すること知ってたのか?
    しかし社畜は知らない…。どういうことだ…。

    「おはよー、ぁ。やば。今日だっけ…。社畜ごめん。今日から新しいヘルパー来るからよろしく」

    看護主任のスレンダーが登場。
    貴様が情報を止めていたのか…。
    スレンダーはよく看護師の中で情報共有をできない習性がある。伝言ゲームが出来ないタイプだ。
    イライラした社畜は糸電話をスレンダーのケツ穴につなぎ、大きな声で「うおーーっっっ!」って叫んでやりたいと思った。

    なんて妄想しているうちに朝礼は始まった。
    いつも通り今日もご安全に〜みたいな流れが終わり、新人紹介タイム。

    「じゃあ、みんな気づいてると思うけど…。
    新人さんが来てくれました〜! どーぞ〜!」

    せーりが未経験への前フリを遂行する。
    バリカンがリーダーのときはこんな変なノリは絶対になかった。どっちが正解なのだろう…。

    「あ、えっと…。あ、未経験と申します!!」

    紹介しましょう。
    あと1ヶ月後に大事件を起こす未経験です。
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