• 46社畜
    2023/07/11(火) 19:58:48 ID:cAgydcyQi
    セカンド覚醒編⑧ー1「尋問 〜社畜の場合〜」

    急遽始まるBOSSによる尋問…。
    社畜▶︎バリカン▶︎セカンドの順番で行われる。

    そして今目の前にBOSS部屋の扉が…。
    社畜は何もしていないハズ…。なのになぜ…。
    そう考えていても仕方ない。
    意を決してオープン・ザ・ドア。
    失礼しま…ぇ?

    扉を開けたその先にはBOSSとスレンダーが…。

    「社畜ぅ〜。遅い〜」

    どうして…。スレンダーが…。

    『お前の上司だろう? 大事な話だ。居て当然』

    ……。

    『単刀直入に聞く。今回の件は手をあげた2人が悪い。ただ気になるのは「はざーど」のこと。サイフがどうのこうの〜という話は知ってるな?あれは事実か?』

    …何でそれを…。

    『不思議そうな顔をしているな? せーりから話は全部聞いている』

    ああ…。はざーどがバリカンに自白した時…。あの時に確かに「せーり」と盗み聞きをしていた。あいつ、チクったのか…。でもこれは…うん。

    中々面白い展開だ

    『で?どうなんだ?』

    社畜は全くその通りと答える。全てはざーどの自作自演。それを黙認したチェルシー、そしてリーダーであるバリカンのことも全部話す。

    「あちゃ〜。ったく、なんでまたそんなこと…」

    スレンダーが頭を抱える。元々バリカンをここまで育て上げたのはスレンダーである。リーダーに推薦したのも彼女。しかし感染事件から愛想を尽かしている。でもこれはショックだろう。善悪の区別がつかない人間になってしまったのだから…

    『分かった。その事実を知っていながら、今日まで過ごしてきたことについてはどう思う?』

    ぐっ、痛いところを突かれた。ひとまず黙秘。
    困った時はこれに限る。

    「…まぁ、こんな女だらけのとこでよくやってる方ですよ。社畜は…。噂話が飛び交うところで、こいつにはそれがホントか嘘か見極めることは無理です。はい」

    助け舟を出してくれたスレンダー…。
    まておい、よく聞けばすごい馬鹿にされてる…。
    この船沈没しませんか?大丈夫ですか?

    『……そうか。分かった。ご苦労。もういいよ』

    解放……。BOSS部屋を後にする社畜達。
    スレンダーは落ち込んでいる…。なんだかんだ、バリカンのことを想っていたんだな…。
    慰めに乳首吸引してあげたい…。無理だけど…。

    そして社畜は職員室に戻り、バリカンを呼ぶ。

    リーダー? 終わりました。次どうぞ…。

    バリカンが「リーダー」と呼ばれた最後の瞬間である。
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