394

「さよならカントリー」 ⑲状況の生理(整理)

バリカンとラッパーの貴重な握手シーンを見れたのは大きい収穫である。実際にその後は2人ともセカンドに外に連れられて行かれてしまった。軽くお説教でもされているのであろう…。これでバリカンだけボコボコにされて帰ってきたら面白い…

「はざーど」もガーディアンの介抱のもと、段々と体調を取り戻し、「せーり」も胃袋の中をリセットしたのか割と元気である。

「財布の中身確認したほうが」のモブ職員はチェルシーがしっかり口頭注意。

アクシデントが起こる中、あまり行動を起こしていない人物が何人かいる…。

せーりの側近「マエノ」
武道
そして主役のカントリー

そう…。
一連の騒動の間、こやつらは寝ていたのだ……。
序盤からハイペースで飲んでいたこともあり、気持ちよさそうに集団睡眠をしている。
きっと起きていたら更に厄介なことになる可能性があったので、それはそれで良しとする……。

しかし問題はここからだ……。

「サプライズ…どうしようかな…」

ガーディアンがふと呟く。
確かにそうだ…。仕掛け人も勿論だが、主役がsleepingしていたら何の意味もない…と考えた矢先…

ビシッ ビシッ ビシ!

「ほらー、起きろ起きろー、終電だぞー」

チェルシーが電車ユーザーには恐怖のワード「終電」を口から放ちながら、同時に軽いビンタも放つ。
カントリーや武道ならまだしも、マエノにまで…。社畜、そういうあまり暴力に慣れていない人が雑に扱われるの大好きなんです…。HENTAI☆

「あー、寝ちゃってましたかー。あははー。何か楽しぃー」

主役のカントリーが起き、お灸を据えられたバリカンとラッパーも帰ってきた…。2人とも不貞腐れているが、顔に痣などは見当たらない。
ひとまず安心だ。

さて全員が万全なコンディション。
サプライズがようやくスタートする…がしかし…


「コース終了時間でーす」

人気の記事