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けれど。

「汚くなんてない。俺には、すごく綺麗に見える」

降ってきたのは、予想に反して、低く、甘く、ひどく熱を帯びた声だった。
信じられなくて、顔を覆っていた指の隙間からそっと彼を見上げる。
ベッドの前に膝をつき、私を見つめる宗介の瞳。そこにあったのは、哀れみでも、軽蔑でも、戸惑いでもなかった。
真っ直ぐで、ひどく飢えた、純粋な男の人の「欲望」そのものが、ギラギラと燃え上がっていたのだ。

「あ……」

宗介の大きな手が伸びてきて、私の震える両膝を優しく、けれど逃げられないほどの力で外側へ開かせた。
そして、彼の少し荒れた指先が、私が最も憎み、最も隠したかったあの黒ずんだ花びらに、直接触れた。

「あッ……!」

ビクンッ!と、私の体が大きく跳ね上がった。
指の腹が、私のいびつな肉の襞をそっと撫でる。コンプレックスの塊だったその場所は、彼に見つめられ、熱い指で触れられたという事実だけで、信じられないほどの蜜を溢れさせた。
ジュルッ……という、卑猥な水音が静かな部屋に響く。

「綾子。すげぇ熱い。……めちゃくちゃ、感じてるじゃん」
「あ……ごめっ、私、変な声……ヤバッ……!」

自分でも驚くほど、下品で掠れた声が口を突いて出た。
ダメだ。脳が、宗介の体温と匂い、そしてこの強烈な快感のせいで、パニックを起こしている。
私の中の「純粋な堀綾子」の回路がショートして、ただひたすらに交尾を求めるメスの本能だけが剥き出しになっていく。

宗介の指が、たっぷりと溢れ出した私自身の蜜を絡めとりながら、花びらの奥に隠された最も敏感な蕾の芯を、チリッと弾いた。

「ィグッ……! ああ、ヤバッ……宗介ぇっ!」

背筋を突き抜ける電撃。
私は恥ずかしさも忘れ、シーツをきつく握りしめて腰を浮かせた。もう、言葉なんて選べない。
私がこんなに下品な声を上げても、こんなに醜い体を見せても、宗介は私を嫌うどころか、その瞳の奥の熱をさらに深く、暗く燃え上がらせている。
それがたまらなく嬉しくて、恐ろしくて、私はさらにどろどろと熱い液を溢れさせてしまう。

「グッ……! ああっ、ィグッ……!」

私の濡れそぼった入り口に、彼の太い指がゆっくりと侵入してくる。
硬い毛が彼の指に擦れる感覚も、黒ずんだ大きな肉が彼の指を飲み込んでいく感覚も、今はすべてが愛おしい。
キツく締まった奥の柔らかな壁が、彼の指の形をなぞるように激しく脈打つ。

カチャリ、と。
私を愛撫しながら、宗介が片手で自分のジーンズのベルトを外す金属音が響いた。

その冷たい音と、彼から発せられる圧倒的な雄の匂いが、私の中の最後の理性を完全に焼き切った。
醜くてもいい。下品に鳴いて、シーツを汚してしまってもいい。
この強くて優しい彼に、私のすべてをめちゃくちゃに壊してほしい。
熱で溶けきった頭で、私はただ狂おしく、彼という絶対的な存在を求めていた。

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