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彼が少し角度を変え、私の内側の最も分厚くて熱い部分を突き上げた瞬間。
私の中で、何かが決定的に「壊れた」のがわかった。

それは、まるで正確な時計の針のような、1秒おきの規則的な「波」だった。
——ぎゅっ、ぱっ。ぎゅっ、ぱっ。
私の骨盤の底にある筋肉が、私の意志とは無関係に、彼を締め付けては解放する激しい痙攣を始めたのだ。

「ヤベッ……! ちょ、奥っ、ヤバッ! ィグッ……!」

脳みそが、ショートしていく。
普段、私が大学で難しい文学を読み解いたり、友達と気の利いたおしゃべりをするための「思考回路」が、彼が1秒おきに打ち付けてくる凄まじい電気信号によって、端からバチバチと焼き切られていく。
視界が白く明滅し、頭蓋骨の中がドロドロに溶けて、ただひたすらに「快楽」という単色の光だけがフラッシュを繰り返す。
言葉を紡ぐ機能は完全に麻痺し、ただただ獣のように下品な掠れ声を張り上げることしかできなくなる。

——ボコンッ! ボコンッ!

彼が下から力強く突き上げるたび、私の中の分厚い壁が、その真上にある「張り詰めた水風船」のような場所を、ハンマーで殴りつけるように激しく圧迫する。
下腹部の奥の奥から、行き場のない強烈な水圧が逆流してくる感覚。

ダメだ。これ以上は。
これ以上彼に突き上げられたら、私の中の「絶対に見せたくない汚いもの」までが、全部弾け飛んでしまう。

「ああっ、ダメ、もう……! 宗介ぇっ、ヤベェ、イクッ……!!」

必死に耐えようとする理性を嘲笑うかのように、私の中心にある小さな蕾が、脈打つ筋肉の波に連動して激しく痙攣した。
その脈動が楔(くさび)となり、私が必死に閉じていた内側の扉を、暴力的な快感とともにこじ開けた。

目の前が真っ白に弾け飛ぶ。
全身が弓なりに反り返り、足の指先までが痙攣するような、宇宙の果てまで放り出されるような圧倒的な絶頂。

——ビュッ、ジュワーッ……!

私という器が限界を迎え、決壊した。
コントロールを失った私の内側から、熱湯のような飛沫が堰を切ったように噴き出し、シーツを、そして私を覆い隠す大好きな彼の体をも、容赦なく濡らし、汚していった。

ツンとした匂いと、甘い蜜の匂いが混ざり合う。
私は白目を剥きそうになるほどの絶頂の余韻の中で、ガクガクと震えながら、彼という圧倒的な熱に身を委ねていた。
醜い体も、下品な声も、おしっこ混じりの潮を吹いてしまう自分も。
もう、隠すものは何一つ残されていなかった。

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