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そして、致命的な欠陥が私を襲う。

快感の波が限界を超えようとする時。クリトリスや、奥の柔らかい壁から放たれる凄まじい電気信号が、私の脳の言語野を完全に焼き切ってしまうのだ。
「好き」とか「気持ちいい」とか、そんな可愛らしい言葉を紡ぐ回路がショートして、ただひたすらに、交尾を求めるメスのような、低くて下品な言葉しか口から出せなくなる。

「あ……ヤッ……! ちょ、ヤバッ……!」

理性を手放した私の口から、普段の私——純粋で大人しい早大生としての堀綾子——からは絶対に想像もつかない、はしたないビッチのような声が漏れる。

「ィグッ……! あ、ヤベェ、これ……っ!」

蕾の芯を指の腹で激しくこすり上げ、同時に奥の壁をゴリゴリと抉るように突く。
脳髄が弾け飛ぶような鋭い快感が全身を貫く。視界が白く明滅し、つま先が痙攣したように丸まった。

「グッ……! ああっ、ィグッ、ヤベッ……イクッ!!」

完全に理性のネジが吹き飛んだ絶叫とともに、最高潮のオーガズムが私を呑み込んだ。
腰がビクンビクンと激しく跳ね上がり、奥底から堪えきれない衝動が押し寄せる。それと同時に、下腹部の奥の奥、膀胱のあたりから熱い塊が逆流し、コントロールを失った私の秘所から、勢いよく飛沫が噴き出した。

——ビュッ、ジュワーッ……。

シーツの上に敷いたバスタオルに、黄金色が混ざった大量の潮が染み込んでいく。部屋の空気に、女の甘い蜜の匂いと、ツンとしたアンモニアの匂いが混ざり合って漂った。
絶頂の余韻に体を痙攣させながら、私は汗ばんだ顔を両手で覆う。

「……はぁ……はぁ……私、最低だ……」

尿混じりの潮を吹き、ヤンキーかビッチのような下品な声を上げて一人で果てる女。
これが、宗介に見せられない、私のもう一つの「絶対の秘密」だった。

宗介の真っ直ぐで優しい瞳を思い出す。
彼に抱きしめられるたび、私の奥は疼き、今すぐにでも彼を受け入れたいと濡れそぼっている。でも、もし一線を越えてしまったら。
この醜い体を見られるだけじゃない。絶頂の瞬間に脳がショートして、『ヤベッ』『ィグッ』なんて下品な声を張り上げ、あまつさえ彼の目の前でおしっこ混じりの潮を吹いてベッドを汚してしまったら……。

彼は絶対に、私を軽蔑する。
純粋な綾子は嘘だったんだと、失望して去っていくに決まっている。

だから私は、宗介の優しい手から逃げるように踏みとどまり続ける。
この醜く淫らな体を、どうしようもなく深く愛してくれる人なんて、この世界のどこにもいるはずがないのだから。

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