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3人経験したうちの2人。
西日本某S市にある大学の学生だったころ、自分の研究室にひとりの真面目な後輩が入ってきました。鼻筋が通って綺麗な顔でしたが、どこか垢抜けない雰囲気で研究中もミスが多いためよく落ち込んでいる様子だったのを覚えています。そうした大人しそうな雰囲気が災いしたのか、その子が土足厳禁の実験室に入るとき入り口に靴を置いていたら、いつのまにか「ねばねばしたものを靴につけられるイタズラ」をされたと僕に元へ相談しにきたこともあります。

ある日、セミナーが終わって全員帰った部屋を片付けていると、その子が机に鍵とスマホを置き忘れているのを見つけました。僕はすぐにポケットに隠してトイレの個室に直行。(スマホにぶっかけるという変態趣味があるから、という理由ではなく笑)、鍵に刻印されている固有番号を記録するためでした。またとないチャンスで震えそうになる手を必死におさえながら写真を撮り、部屋に戻ると顔を引き攣らせた持ち主と、(またか...)という雰囲気を醸しながら探し物に付き合っている同級生たちの姿がありました。何食わぬ顔で「XXさん、これ忘れたでしょ〜笑」と声をかけモノを返したらものすごく感謝されました。

2ヶ月後、ほとぼりが覚めた頃を狙って同じ鍵を購入することができました。二人目ともなると慣れたものという感じで、サクッと本人のスケジュールを確認し不在日に自宅へ。整理された室内と子供っぽい綿の下着が印象的でした。とりあえず全ての引き出しと脱衣カゴを漁り、本人の性格的に1枚くらい下着がなくなっても自分のミスだと信じそうだったので一番使用感のあるパンツを一枚もらうことにしました。

一番びっくりしたのは、本人が予想以上に追い詰められている様子が室内から伺えたことです。机には大量の教科書が積まれ必死に周りの人に追いつこうとしていることがわかったほか、本棚には「異性のひとの言うことを気にしすぎない方法」といった心理・自己啓発系の本がびっしり並んでいました。同時期に研究室の同期とつきあいはじめたものの、これまで真面目に過ごしてきた当人とは対照的に彼氏はかなり遊んできたタイプなので、恋愛関係や研究室での異性との距離感に悩んでいたのかもしれません。

ちなみに自分のパンツを盗まれたり自宅で出されたりしていることに一切気づかなかったようで、のちに「学生時代いちばん相談に乗ってくれた人」として結婚式にも招待してくれました。すっかり美人に成長した晴れ着姿の写真と、自室で”布”を使わせてもらってるときの現場写真を別スレにアップしたら結構評判が良かったです。

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