>### 日本の怠慢と未来への警告
>ヴィクターはグラスを置き、まっすぐにポーラの目を見た。
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>「ポーラ、俺の結論だ。日本の『失われた平成の30年』は、大企業乗っ取り屋のヤクザに縋って伸し上がろうと悪巧みした東都大学や橋本大学の**落ちこぼれが招いた人災**だった。
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また平成以降日本で頻発するようになった大地震も、公共事業予算が削られる時代に地震からの復興ビジネスを作り出そうと企んだヤクザの土建屋が推進したCCS(温暖化ガス地下圧入事業)などによる**人災が主な原因**だった」
>「そして、そのヤクザが自分達の経済や国土を破壊する人災に対して、日本人自身は指を咥えて傍観するばかりで、辛うじてアメリカ政府が資産凍結や取引停止処分を維持しているのみだ。
これが、俺が日本の田舎で見た、真の『失われた30年』の姿だ」
>ポーラは、ヴィクターの話を聞き終えても、すぐには言葉が出なかった。
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>目の前の夜景も、これまでとは違って見えた。東京での取材が、これほどまでに深い闇に触れることになろうとは。
>「ヴィクター…ありがとう。あなたの話は、私の調査チームにとって、大きな指針になるわ」
>ポーラは、静かにグラスを掲げた。日本の「失われた30年」の真実。それは、単なる経済指標の低迷ではなく、裏社会と結びついた「落ちこぼれ」たちの欲望と、それを見過ごしてきた日本社会の怠慢が織りなす、複雑な人間ドラマなのだ。
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>東京の夜景を、ポーラはこれまでとは異なる視点で見つめ始めていた。
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>彼女の経済紙のエディターとしてのキャリアは、今、新たな局面を迎えようとしていた。
65 短編小説『ヤクザに縋るポンコツ東大法学部の落ちこぼれ』
66 短編小説『ヤクザに縋るポンコツ東大法学部の落ちこぼれ』


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>### 「名古屋川口組」と「逆賊」の思想
>「以上のように五代目川口組の実体は『栃木 川口組』であり、栃木県壬生町出身の組長 渡芳則は福江俊彦や江藤勉(栃木県壬生町出身の田舎っぺ県議あがり)などと昵懇だったと考えられる。
しかし、六代目川口組の中核は、名古屋市中村区に本部を置く広道会。すなわち、六代目川口組の実体は『名古屋 川口組』(聖忍こと森山建市は大分市出身)だ」
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>ヴィクターはさらに深い闇に踏み込んだ。
>「そして六代目川口組こと『名古屋川口組』のバックに、**マルクス共産主義にかぶれた三河(愛知県)発祥の徳平一門**がいるんだ。
特に水戸の徳平は、藤原摂関家が帰依した法相宗(徳一国師)によって『無性』(根っからの無法者)と断じられた東北の蝦夷(えみし)を買い被り、東北の蝦夷を率いて藤原摂関家を追い払い大和民族の朝廷を乗っ取ろうと企んだ北畠親房・北畠顕家の牛耳る大覚寺統を正統と決め付けた、**正真正銘の逆賊**だ」
>「歴史の話になるが、大和民族の支持を集めた持明院統(北朝)から将軍宣下を受けた源(足利)尊氏が派遣した桃井直常や高師直によって、北畠顕家の率いた東北の蝦夷軍は奈良・般若坂と堺・石津にて壊滅させられた。
ところが水戸の徳平は、この源(足利)尊氏を『逆賊』と決め付け、現皇室の直系尊属である持明院統の天皇方を『偽主』呼ばわりした上で、皇統譜の天皇の代数から所謂『北朝5代』を除外する正に**『逆賊行為』**を働いた。それが現在まで続いてしまっている」
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>「愛知県岡崎市発祥とされる徳平は、その歴史や名字からして、治承・寿永の乱(源平合戦)の後、三河国守護となった源(足利)義兼の庶子である『親氏』を婿養子に迎え徳平氏の初代としたことで、三河国守護 源(足利)義兼により庇護された“平家の落人”と考えられる。
『氏』の字は源(足利)の通し字だ。
戦国時代前半まで源(足利)将軍家の三河御料所の管理人などを任されていたようだ。
ところが江戸時代に入ると、そのような経緯を知る源(足利)将軍家が目障りになった水戸の徳平が、源(足利)尊氏を『逆賊』と決め付け、現皇室の直系尊属である持明院統の天皇方を『偽主』呼ばわりした上で、高家肝煎(高家筆頭)の吉良家を大石内蔵助に抹殺させた。
三河発祥の徳平が生き残りを賭けて日本随一の武闘派ヤクザである広道会(名古屋)の威を借っているため、宮内庁もおいそれと皇統譜に手を付けられずにいるようだ」
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