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爆ギレカントリー⑬ 「」

「……え、やっぱり!? そうですよねぇ!
やっぱり先輩ですよねぇ〜!」

急に元気になるカントリー。
セカンド先輩への想いはすさまじい…。

「でもね、セカンドは自ら辞退したの。
バリカンの前のリーダーのことは知ってる?」

勿論知っています。
社畜が過去に愛した「かえで」ですよね。

「はい! ラッパーから聞いてますよ〜!
いわゆるオフィス・ラブをしちゃったヤバい人!
相手の男の人も同時に退職しちゃったんですよね!
いや〜私でもそんな危険なことはしないな〜」

少し殴りたくなってきた…。
でも実際事実なので仕方ない…。抑えよう…。
(過去に付き合っていたイケメン君と職場で合体して半強制的に退職しております)

「一応、私たちの元上司だから…。言い方には十分、気をつけてね?それにセカンドが最も大切にしていた仲間だからね?嫌われたくなかったら彼女の前でその話はやめときなさい」
あ、ガーディアンもイライラしている…。
カントリーは真剣な顔になり、無言で頷く。

「……。続けるね」

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