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セカントリー物語 第2話「はじめまして田舎娘」

「じゃあカントリーの指導はセカンドよろっ!」
「……なっ!? え、? ちょっと…」
突然のBOSSの指令に焦るセカンド。

セカンドが副リーダーに任命されて間もない頃、突然中途採用が決まった。
新たな入職職員の名は「カントリー」
ヘルパー未経験で右も左も分からない、おまけに田舎から越して来たばかりのため東も西も知らないという
ナチュラル無知ガールである。

「ってな感じでー、色々教えてくださーい!」
朝礼にてカントリーは、思いっ切りアルバイトちゃんオーラ全開でご挨拶。

(あー、これは長続きしないな。病院の業務の厳しさとセカンドの重圧で研修期間中に潰れるやつだ)

社畜含む、他の職員もそう思ったに違いない…。

「元気が1番! はい、じゃあセカンドも挨拶!」

BOSSがセカンドに予定にはない無茶ぶりをかます。
BOSSに対しては誰も逆らえない。セカンドも続いて不満そうに挨拶をする。

「…副リーダーのセカンド…です。なんだろう、今更なんだけど…みんな、よろしく」

まさかの「全☆体☆向☆け」挨拶…。
セカンドのそういうところ、大好きです。

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