• 680社畜
    2023/05/22(月) 20:42:36 ID:YMM37YJAi
    ラッパー制裁編⑯

    それから数日後…

    「えへへー!! UNO! あがり!!」
    「えー!!! ラッパーさん早い〜!」
    「うっす」

    ラッパーやカントリー達が休憩室でカードゲームをしている。
    しかしもう休憩はとっくに終わっている…。
    にも関わらず…

    「ほいじゃ〜もう1回戦!」

    プレイ続行…。

    あの事件からのラッパー達はすっかり元の調子に戻ってしまった。
    黙々と仕事をしていた彼女らは何だったのだ…。
    でも社畜は元気なラッパーが大好きです。
    でもでもそんなラッパー達に刺客が現れる。

    「あのさ、休憩過ぎてる。早く出てきな」

    「っげ!副リーダー…」

    セカンドのアポなし注意に怖気付くラッパー。
    過去にキツーいご指導をされたのだ。
    頭が弱くても体が覚えているのだろう。

    「すみませんぱ〜い! すぐ出ます〜」

    不穏な空気を吹き飛ばすカントリー。
    セカンドも少し表情が緩む。
    この2人は本当にほのぼのしてしまう。

    渋々とラッパー軍団達が休憩室を出ていく。
    ラッパーとセカンドとすれ違う際に、何やら会話が聞こえてきた。

    「この前は…あの…
    庇ってくれてありがとう…ございました…」

    「………うん」

    ラッパーは何だかんだ人情に厚い娘だ。
    それに対して目を逸らしながら返事するセカンド。たまらんよ…。

    「あ、トイレ行ってきま〜」

    仕事に合流する途中で催したラッパー。、
    御手洗に向かうラッパーの背中を見届けながら、社畜は思う。

    「大かな?小かな? 交渉しようかな? yo」

    ラッパー制裁編 完

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