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事件は医務室で起きてるんだ!⑥

「……大、丈夫です…」 ガクガクブルブル…。

全然大丈夫じゃないはざーどがそこにいた。
壁に寄りかかり、体育座りをしながら震えている。

「……!! はざーど、身体が熱いよ!
いつから体調悪かったの??」
バリカンがはざーどの首元に触れて異常に気づく。

その触れた手を近づけるなよバリカン、臭う…。

「実は…不審者が来たあたりから…。患者さんを守らなければ…いけないって思って…。無理して…ました。リーダーもきっと同じ対応するかなっ…て…。」

バリカン普通に悲鳴上げて逃げてたぞ……。

「はざーど…。ごめんね…。気づいてあげれなくて…」
バリカンが少し涙目になる。
この顔が堪らない。ケツ穴に入れたらもっと酷い顔になるんだろうなぁ……。

ふと股間が一足先に夜勤明けになりそうだったので、我に返り、はざーどの容態を確認しようと動く。
一応社蓄も看護師の端くれなのでね…。
はざーどの匂いを近距離で嗅げば股間もそのショック
で自然と穏やかになるであろう。

はざーどに手を伸ばす社蓄。

「社蓄さん。大丈夫。大丈夫です」

はざーどから大丈夫×2頂きました。
要は「触るな」ということみたいでした。
はざーどのこういうところ大嫌いです。

「ったく、大丈夫じゃないでしょ。ていうか、コ○ナの可能性を1番に疑うべきでしょ。バリカン、すぐ手を洗いなさい」

スレンダー登場。手には長ーーい綿棒が握られてる。

「検査…するね。自分でやる? 私がやれば痛みなんて一瞬だけど。どうする?」

この検査はかなり痛い。
自分でやるのはかなり勇気が必要だ。

「お願い…します。やってください…。ッー!!!」

本当に一瞬で鼻の中に突っ込んで粘液を採取した。
スレンダー、やはり医療の事になるとすごい…。

よく見ると綿棒に付着してる粘液が汚ない…
緑色に近いねっちょりしたものが付いている。
社蓄の股間が再び反抗してしまった…。

「うわ〜。すごいの付いてる…」
せーりも着眼点は一緒だった…。
てか声に出しちゃダメだろ…。



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