秋田・乳頭温泉郷で盗撮疑いの男性、死後10日ほど経過の遺体で発見　熊に襲われた痕跡も

2025年11月11日、秋田県仙北市の乳頭温泉郷にある旅館の露天風呂付近で、50代とみられる男性の遺体が発見された。警察によると、男性は施設の外から女湯の露天風呂を盗撮していた疑いがあり、迷彩服を着用し専用の望遠カメラを使っていたという。現在、男性の身元は不明。

遺体は死後およそ10日ほど経過しているとみられ、熊に襲われた痕跡も確認された。警察は熊との遭遇が直接の死因とみて詳しい状況を調べている。

近年、この周辺地域では熊による被害が相次いでおり、住民や観光客の間で警戒が強まっている。

この温泉地では以前から盗撮被害が疑われており、地域や旅館側は防犯対策の強化を求めていた。

事件は地元の猟友会会員が遺体を発見し発覚。警察は事件の全容解明と地域の安全確保に努めるとしている。

旅館側は今回の事態を重く受け止め、防犯対策の強化や野生動物対策の見直しを進めている。