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フォークを刺した瞬間、再びゼリーがねばーっと長く糸を引き、
いちごから垂れ下がってプルプルと震える。
口に入れた瞬間、しょっぱさと苦味が少し強くなり、喉に張り付く感覚がした。

(……またしょっぱい……なんか変な後味……でも、こういうものなんだろう)

瑞希は心の中でそう思いながら、表面上は「美味しいです」と微笑んでフォークを動かし続けた。

一口、また一口。
白く濁ったゼリーがたっぷり混ざった部分を、何度もねばねばと糸を引かせながら、

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