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あなたを忘れるために
開いた本の表紙

あなたのいない世界は
こんな近くにある

 二人は身近すぎた
 愛撫を重ねすぎた

 あまりに知りすぎて
 空気に溶けていった

読書をしないあなたは
私に追い付けないわ

文学って翼なの
……わからないでしょうね



私に限界はない
行間をすり抜けるわ

あなたの即物論も
悪くはないけれど

 溢れだす光に
 私は身をまかせ

 自由と無秩序の
 境界に漂う 

そしてあなたは私の
裸身を見失うのよ

私が栞の位置を
更新するだけで

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