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​さんの勝利であって、いくら亀さんが急いでも、あの山へつくのはなかな
か容易じゃないから、といって、ひとねむりしたために、うさぎの方が負け
になったという、たとえのとおり、あきずにこりずに、ひるまずたゆまず働
く方が勝利をうる、ということや。
​お互様に迷わず成仏いたしましょう。なれど人間の心というものは、骨が
折れても金がもうかって、くたびれて休んで、差し引同じでも、骨の折れる
方がよい、と思ったら金のもうかる方へ行っても、こちらには関係がありま
せんから、どちらにしても体は一つしかありませんから、ふた道のどちらか
を選んでお暮らしください、ということや。わかったでしょう。
​一五日 岐様 こきげなるも よくぞあじわえ 仏減 ☆ 七三二 五一六 九八四
​ということは、どういうことであるならば、八方様の卯の方と、酉の方と
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​思案をすれば、卯の方、辰の方、南の方、未申の方、酉の方、これだけは昼の理。戌亥、子の方、丑寅の方、これは夜の理。朝起きて、ごた〜とほこりを積んだり、不足をしたり、喜んだり、嘆いたりする刻限は七時、八時九時、十時。夜家にもどってほこりを積んだり、不足をしたり、腹を立てたり、らんんだり、あれやこれやと語り合うのも、ののしり合うのも、七時、八時、時、九時、十時、戌亥の方の刻限や。十一時、十二時、一時、二時、三時、四時は、子の方と丑寅の方であって、夜にある理が昼にでる。朝にあった理が夜にある。夜にあった理が昼にでる。だからお互いは、刻限事情もよくさとりでお暮らしください、ということや。
​夜の一時、二時、三時、四時は、昼間の未申にある。未申にあったことは夜の丑寅の刻に返しがある。真昼、真夜中と、朝起きろ、起きない、夜寝ろ寝ない、これすなわち、卯の方と酉の方、東西南北すまからすままですっき

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