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​をやらしてくださればよいのにとか、あるじがあんな昼遊びや、夜遊びをして、金を使わなければ、あんな自動車の一台や二台は買えるのにと思って、車庫をながめて、これだけ大きな車庫は造れないでも、せめて二台ぐらいなら入れる車庫がほしいなあ、と思ってみたり。
​子供がもっと大きければ、どこかへ働きに行ってくれれば生活には困らないが、何にも財産がないから困ったなあ、給料だけで暮らしておって、給料もらうと、すぐにあるじが使ってしまって、これから先どうにもこうにもっちもさっちもいかんが、やめるについて赤字続きの会社であったから、退職金という手当もないし、どこかへ家を借りて、また二の段を考えねばならんが、と馬力を見送りながら、いろ〜なことを思いだして、今考える と、あるじをうらみ、会社をうらみ、子供にぐちの心を動かしてみたり、何んのことない、ばかであったなあ、と天にむかって、『今使った心は帳消し
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​にしていただきとうございます。これからも一かけからやりらしていただきますから、親様月日様お見すてなく御連れ通りいただきますとうございます』とおわびやらざんげやら、お願いやらをして、奥へはいり道具をとりまとめておいて、近所を探して歩いて、小さな家を一軒借りて、そこへ引越しをいたしましたが、
​まあ、いいや、ホロの自動車が一台買ってありましたから、実家の弟にたのんで運転をやってもらって、そのうちにまた一台買わしてもらってどこか車庫を借りて、引越ししてから思案をしておりましたところ、ある日のこと、弟が運転をせずに家へもどってきましたので、「どうしたの」と申しましたところ、「出先で乗っていたお客さんをおろして、自動車の買い手を連れてきて、道ばたでお金の取り引きをして、おまえは家へもどっておれといわれて、がっかりして家へ帰ってきたようなわけでございます」と申さ

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