>>787
思い出して書いてます。
高台にある住宅街に到着すると、可能性のある民家を当たってみた。
実はこの日迄、彼女の自宅を突き詰められて無かった。昼間に行っても決定的な物が無かったから。
だが、夜ならば解るはず。クルマが在るはず。
夜の8時過ぎに現地ね着くと一軒ずつ候補の家を回った。
ダメだ。何処にも無い。まだ戻らないのか？一旦待機しよう。
9時過ぎ。そろそろ戻っているだろう。再び現場へ。
まだダメだ。「このまま帰るの」って言ってたじゃないか！
9時30分。再再度現場へ。ダメだまだいない。何処にもいない。
と、その時、ある候補の家の近くの月締め駐車場に目をやると、

あった！同じ色のコンパクトカーが！ダッシュボードにはぬいぐるみ！そして同じナンバー！
この駐車場に近い家はあそこだ！約50m。しまった！もう遅いかも！

付近に路駐し靴を履き替えてダッシュで向かう。
近くに来ると住宅の2階には若い女性の部屋の物と思われるピンクのカーテン。
駐車スペースは1台分。なるほど。
風呂は高い塀に囲まれ、よじ登って中を見ると窓は1m位の低い位置にある。窓の前は綺麗な庭になっていた。きっと入浴しながら庭を見れるコンセプトなのだろう。塀にはドアがあったが鍵がかけてあった。
だが、身の軽い自分にとって、少々高い塀など問題外。ひょいっと簡単に乗り越えた。
なんと窓は透明ガラス。もっともブラインドカーテンが付いており、塀の外からは見えない様になっていたが、下からは隙間だらけだった。
既に誰かが入浴後だった様で、窓は換気の為に半開き、濡れていた。
風呂の中を確認すると、窓際に浴槽、右側に入り口、左側にシャワーがあった。
彼女の親が湯に浸かりながら庭を見ていたのだろうか？
それにしても、売れなかったとはいえ元タレントで元ミスコン。普通の女子とはかなり違う。これでは無警戒過ぎる。こんなスカスカなブラインドのままで入浴するとは思えない。
どうするか迷ったが、自分はあえてブラインドを閉じて下の方の一部数枚を捲り上げて窓を閉めて置いた。
その状態で彼女を待つ。入浴が済んでなければ良いのだが。