おられるでしょう。
『損しても得とることが大切や』ということは、世上でもよく言う、「まかぬ種は生えぬ」とやら、ということをよく言うておりますねい。大根や菜っ葉でもまかぬ種は生えませんねい。神様の御言葉の中に、『まけば生える、まかねば生えぬ善悪の、人は知らねど種はしょうじき』とも仰せくだされてありますが、まけば生える、まかねば生えぬ善悪の、人は知らねど種は正直ということは、悪いことをしておれば、いつか芽がふいて、その方面につかまってひどいめに会わしただけ、ひどいめに会わねばなりませんねい。よいことをしておれば、いつかその方面で表彰されたり、いろいろの方面から、よいことばかりが現われてきますねい。
世の中の人は何も知らんで暮らしているが、種は正直に現われてきて、仏様のような顔をしていても、「人はみかけによらんもの」とか、「あの人は
鬼のような顔をしているが、あの方はそんなに良いことをしていたのか」と心一つでさげしめられたり、心一つで見直されたり、いろいろと不しあわせのでるのも、幸福の現われてくるのも、これ皆天でしていてくださるのでございますよ。
そこで天の御言葉の中に、『ソロバンふせての道や』と仰せくだされてあります以上は、つくしでも、運びでも、世の中のつき合いでも、あまりけちけちして、身びいき身いがってのために、欲の思案ばかりしていると、とんだところで、とんだ思いがけない損をするようなことが現われてきますから、あまり口やかましい心の持ち主になって、口うるさく、「経済がもたん」とか、「こんなことではやりきれない」とか言うて、ぐちをこぼしていると、なんでもない損をするようなことをまねき寄せることになりますから、欲の思案はやめた方がよいと思う。そして皆さんも助からんことになりますでね。
えなければならんことになるでしょう。そんなまわりくどい、めんどうくさいことはきらいな親様ですから、安心して欲の心はやめて、おつくししてもけっして親が子供に損をさすような親はありませんでねい。
天の月日親様は、『人間もわが子かわいいであろうがなあ、それを思うて思案してくれ』といつもくど〜仰せでございますでねい。親様月日様に助けていただくのに、つくしはしたくないし、運びはしたくないし、においがけも、お助けもしみたくはないし、心の改良もしみたくはないし、悪い時だけ「おまえは助けてくれればいいのだ」というような心では、そちらはよいか知破りませんが、こちらは情けないことになりますでねい。天の御言葉の中に『本部内の人を助ける人を助ける』と仰せくだされてありますからには、皆さん方が助けていただいて、そのてまえ、「ありがたかった」と、ふせをするのに文句を言うている人があるのだから、こちらではいつも情けないと思っ
ておりますが、これも仕方がないと思っております。
なぜならば、人間の親でも子供が苦しんでいる姿を見て、嘆かれれば身の皮はいいでも、子供を助けずにいはない親ばかりでしょう。なれど世界中は皆天の子でしょう。子が親を助けるということは、あまりないようでございますねい。文句なしに親様親様とつくしてくださる人は、真の心から、ありがたく思っておりますが、助かりたいために、仕方なしにつくしていてくださる人のことは、あまりありがたくはありませんねい。
つくしも運びもしないでおいて、文句ばかり言っている人は、こちらもあまり眼中にはありませんでねい。天の御言葉の中に、人間のことを、『目の中へいれても、いたくないほどかわいいわが子』と仰せくだされてありますが、まったくそのとおりだと思います。世の中でよく言う「かわいい子供には旅をさせろ」とよく言うておりますが、あまりうだつの上がらん人は、天
から旅をさせられているのでございますから、ひるまずゆまず、あいかわらずで旅を続けておりさいすれば、いつか天からみとめられて、神様が人間にいり込んで、『長年の旅をしている、あの子供を、おまえが救ってやってくれよ』と人間と思いうかばしかしてくださるその時が、長年の旅をしていた人が救い上げられる時でございますよ。そこで、ここに運んでくる人は、苦労のしどうしでおっても、この台が天に願っておりますから、み月か半年もすれば、みんなこきれいになって運んでおられるでしょう。見る人が見ればわかるでしょう。そこで理ということも、わかったでしょう。
一五日 大戸辺之命様 おおぜいの ひとのかしらに たつひととは
よろずのひとを おもいやるよう 先勝 ☆
八四三
六二七
一九五 🐕
この道の人は、皆大ぜいの人のかしらに立つ者ばかりが、天から寄せてあるのでございますよ。ですから、いつの時でもいろいろな性質の人があ


一三日 惣根之命様 そんしても とくとることが たいせつや
よくのこころは そんをするぞや 大安 ☆
六二一
四九五
八七三 🐒
『損しても得とることが大切や』ということは、このお道に運んでおつくしすれば、損をするような考えをもつ人がたくさんあるように思いますが、徳を積めば、天は人間におつくしをして損をしている人がありあますか。おつくしをして余計にもうけさしていただいている人がたくさんあると思います。
これをおつくしをして一家の家庭がまわらなくなったら大変だと、案じながらおつくしをしている人は、そのわりに理からもうけさしていただくことはできないと思います。親様から御利益をいただいて、つくしていただくのがあたまえだというてつくしている人は、結構にもうけさしていただいて