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第6章:アメとムチ(2)
次の日、前日までの過酷な感覚拷問と精神的羞恥による自律神経の悲鳴から、Bは熱を出して学校を休んだ。
部屋を見渡すと、前夜にあれだけ這いずり回って散らばっていたはずの衣服や生理用品は、いつの間にかキレイに片付けられていた。
看病に来たお母さんは、前夜のコスプレ服のままベッドに寝かされているBを見て、「薄着で寝たんでしょうw 流石に風邪ひくわよw」と、普通のお茶目な失敗として微笑ましく勘違いしている。
「しばらくしたら服、着替えなさいね」と言いながら、蒸しタオルで優しく全身を拭いてくれた。
そのままお母さんに手伝ってもらって着替え、ようやく普通のシャツと短パンのパジャマ姿になれた。
しかし、攻撃側の意図で何故か腕脚、そして首の遠隔操作ユニット(ハッキングバンド)だけは外させてもらえず、そのまま残されたちぐはぐな格好になってしまった。
お母さんは少し思うところはあったみたいだが、何も言わずにそのまま寝かせてくれた。
前日までの拷問で筋肉や神経をすり潰されたBは、このバンドを介したコントロールがなければ、寝返りを打つ事すら満足にできない。
これがないと私はまだ自力で動けない…嫌だけど
自室のベッドの上で、Bは(助かったのか、救われないのか……)と、静かに涙を流して自問するしかなかった。

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