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>>258 続き

「さよならカントリー」 ⑤反省

「あいつに辞められると困るんだよな」

意外な発言のチェルシー御一行。
少なくともチェルシーの後ろにいる連れの2人はカントリーが退職してもそんなに困らなそうだが…。

「いや…なんつーかあれだろ。カントリーとセカンドの関係を悪くしたのは多分だけど…、私のせいなのかなって思ってさ…。あの時、ガーディアンのことで落ち込んでるセカンドを支えてあげるべきだったのはカントリーだったと思う」

チェルシーが色々と過去の話をする。
申し訳ないが社畜の隣にいるスレンダーは恐らくその話、全てが初耳だと思う。
ほらみてスレンダーの顔を…。

「……?」

スレンダーが「初めて男のイチモツを見ました」みたいなキョトンとした顔をしている。
それでも話を続けるチェルシー達。

「私も自分の嘘でたくさんの人をトラブルに巻き込んでしまいました。カントリーさんもその1人です。退職理由が私のせいだったら謝りたいです」

はざーどが反省している。彼女も成長したな…。相変わらずの鉛筆臭だけど…。

ほら…次のコメント。君だよ…。ほら…。
社畜はバリカンの反省文を楽しみにしながら、熱い視線を元リーダーに送る。

「私は……リーダーとしてちゃんと皆をまとめることが出来なかった。でも今はそれが出来る」

それってあなたの感s
ここまでエゴが強い人物とは思わなかったぞい、バリカンよ…。何だか降格してから頭の中身が、武道並になってしまっていないか…?

「…よく分かんないけど、あなた達が引き止めようとすれば彼女は喜ぶんじゃないの?人に必要とされていることって嬉しいことだと思う。セカンドも自分の後輩が皆に認められているって感じればきっと自信に繋がるんじゃないかな?」

スレンダーが分からないなりに総まとめに入る。

「何にしてもカントリーが辞める理由が分からなければ、対処の仕様がないわけだからこれから確認しないと…。セカンド達のことお願いできる?」

「始めからそのつもりですよ!」

チェルシーが元気よく答える。
はざーども前向きだ。ただ……

「バリカン? お願いできるよね?」

スレンダーが愛弟子に念押しをする。

「え…? あ、はい」

少し不貞腐れた返事が聞こえた。
くぅー!師弟コンビで3Pしたい!!

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