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その面談は、たんに中間管理職に上がって1年そこらの人が多いため、フォローアップのための面談だった。

自分もその対象として日時の案内が渡された。

ちょうどその時、自分の職場では係長が不在で自分自身も経験豊富というわけではなかったため、現場の面倒と上からの対応の板挟み。字のごとく中間管理職の立場でアップアップしていた。

その面談の中で、昇進の声がかかっていることや兼務になるのはもう無理と本音を伝えたんだけれど、その時自然と涙が溢れてしまった。

そこからだ。

個別で話すことになり、その過程で
「二面性がある」と見抜かれてしまい、話す予定ではなかった過去の犯罪歴を話すことになった。

そのやり取りは、今までの人間関係の中で初めて味わうもので、今の今まで、そしてこれからもいい影響をもたらすと確信をした。

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