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「さよならカントリー」②キレるセカンド
医務室の扉を開けるとそこにはジャム入りの瓶を持って待ち構えているスレンダーがいた…。
「ねぇ? ほんとにこれキツいのよ〜。んっー!」
目の前で顔を真っ赤にしながら頑張って開封チャレンジに挑むスレンダー。
「……ハァハァ、ゲェプ…。ハァハァ…」
ダメだったらしい…。てか今どさくさに紛れて、ゲップしなかったか!? いつも思うのだが医務室の中で社畜はもう男として認知されていない気がする…。それこそ肉付きは息を吐くようにゲップをする…。女子高ではゲップは当たり前、屁だって普通にするって友達が言ってたぞ…。まさかそこまで堕ちてしまったとは…。残念だ。でも股間が元気になったのも事実だ。あわよくば放屁音を聞きたかった…。
「はい、男なら!ってところみせて社畜ぅ〜」
こんなときだけ男扱いかよ…。仕方ない…。
スプーンを拝借。ほんで、えっこらえっこらとテコの原理で蓋の隙間を空けていく。密閉空間を少しずつ解除しているのだ。よし…もういいか……
ほれっ。
「あ、開いた。でも全然迫力ないんだけど…」
瓶をそのまま顔面に投げつけるぞスレンダー…。
社畜はHENTAIなこと以外には無駄な労力は使わないスタイルなのである。
「あー、やっとこれで朝ごはん食べれる〜。ギリギリで来ちゃったからね〜」
そう言いながら冷蔵庫の中から食パンを取り出すスレンダー。普段患者さんのクスリとか入れるところに朝飯置くなよな…。
そんな小言を心の中でつぶやく社畜はスレンダーが冷蔵庫を覗いている間にスプーンをべちゃべちゃに舐める。社畜の体液もパンに塗ってあげてください…。
「ところでさ? 何? さっきのカントリーちゃんの大声。ここにいても聞こえてきたよ。なんか『辞めるー』って言ってなかった?」
聞こえてたのかよ…。なら話は早い。一緒に盗み聞きといこうじゃないか…。
スレンダー!こっちの壁から聞こえるぞいっ!
社畜が誘導しようとしたその時…
「ふざけないで!!」
セカンドの怒声が医務室に響いた。
「うぇ…びっふりしひゃなーもぉー」
なんだその声…イチモツでも突っ込まれてるのか?と後ろを振り返ると、先程のスプーンを咥えているスレンダーがいた…。
間接的に社畜の唾液を味わっているようだ…。
それにしてもスレンダーよ…。
スレンダーはそのスプーンを口から出して、瓶の中のジャムをすくう。
育ち悪すぎだろ…。
串カツ屋だったら殺されるぞ…。 -
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>>227 コメント遅れてすみません!エロ要素はコミコミでお送りしました「真性・社畜物語」でございました…! 読んで頂き嬉しいです!!
実際の寝顔はもっと酷い顔をしています…(笑)
「さよならカントリー」はそれほどではありませんが、少し汚いエロを社畜が提供していきます… -
>>233 コメントありがとうございます!
そうですね(笑) 社畜、自慢にはなりませんが一角獣は結構相性が良かったりします。
あー、バリカンのケツ穴にパチ○コ玉を無理矢理入れまくってミルク浣腸してやりたい…。
んで乳首捻って「右打ち全開だー!」っていってケツから噴射させたい。
これは「せーり」が新リーダーに就任して間もない話。
「えーと、私の挨拶って…」
せーりが困った表情でセカンドに助けを求める。
「いいよ適当にやっておけば。キャプテンだった時と同じように堂々と挨拶すれば問題ないから」
セカンドが淡々とお悩み相談に答える。
これから改めて新リーダーとなる「せーり」の意気込み的な挨拶が始まる。ザワザワする職員室。皆は興味津々だ。なんたって、今までみんなの妹的なポジションで頑張ってきた「せーり」が立派になったのだから…。結構愛されている。
「はいー、ではあの、皆さん改めまして…」
しかしこの「せーり」という女、つい先日までどうなってもいいや的な精神で働いていたクセに、いざリーダーの立場に就くとここまで性格が変わるとは。どっちかというと破滅的な思考だったから精神崩壊して潰れると思ったのに…。セカンドが暴走している時にBOSSにチクったのも彼女だ。ツレのマエノも1枚噛んでるし…。なんだか気に食わない…。バリカンの次にムカつく女にレベルアップしたぜ…。絶対駅弁fackしてやる……。、
「…というわけでよろしくお願いしまーす」
皆の拍手で挨拶がいつの間にか終わっていることに気づく社畜。いかん、妄想が過ぎた…。
「はい、お疲れ。それじゃ朝礼は以上で……」
「すみません!せんぱ…副リーダー!宜しいですか!」
セカンドの締めの挨拶を遮る人物がいた…。
カントリーだ…。
「ほんっとにすみません! 少し伝えたいことがあるんです…。いいですか?」
「いやだめ。これから仕事始まるし、そもそも時間押してるから」
拒否されるカントリー。それでもめげない。
「じゃあもうこの場で言います! 私、あと1ヶ月で退職します! 残り短い時間ですが! よろしくお願いしまーーーす!!」
サ○ーウォーズ顔負けの強行的な挨拶をかましてきたぞ…。
せーりの挨拶以上に周りがザワついている。
セカンドも呆気にとられている様子だった。が…
「……ちょっとこっち来て。皆はフロアに出て」
セカンドはとりあえず周りの職員へ仕事にいくように指示。そしてカントリーの腕を掴むと休憩室へ引っ張るようにして連行。
「痛っ!…せんぱい力強すぎっ…」
カントリーが不満を漏らす。
それ以上にセカンドの目がバキバキで恐ろしい。
社畜も小便漏らしちゃいそう。
その小便を「せーり」の顔面にぶっかけたいなぁ…。彼氏さんの目の前で…。
それじゃ社畜も恒例の盗み聞きと参りますか…。
休憩室の壁の向こうは医務室に繋がってるのでね…。社畜は自分の巣へ帰ります…。
「社畜ぅー。ちょうど良かった〜。このジャムの瓶の蓋開けてくれない?」
なっ…。スレンダー!? セカンド達の会話が気になるっていうのに…。なんだよその注文…。